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リハビリとかエステとかリンパドレナージュとか

マッサージはこりをほぐす効果だけじゃなくて
積極的に体調を良くする効果があるというのは
実感ともつながって理屈はともかくホントのような気がする、
のは私だけじゃないと思っている。

リラックス効果なども勿論あるわけだけど
そういうところだけじゃなくて、
さすったりなぜたり、リハビリなどのほかにも
エステなんかでも行われていることを
科学的にも支持するデータが発表されたそうです。

神経細胞には引っ張られることを感知するセンサーがあって
引っ張り刺激を受けて神経突起が伸びるんだそうです。

(TRPV2 enhances axon outgrowth through its activation by membrane stretch in developing sensory and motor neurons
Koji Shibasaki et al, J Neurosci. 2010 Mar 31;30(13):4601-12.)

血管の細胞で血圧や血流によって細胞にかかる物理的な力によって
発現するタンパク質の量が変わったりするという研究に関わったことがあるので、
そういう力に対する細胞応答には関心がある方なんですが
今回の研究ではそれが神経細胞だっていうのが私にとっては興味深い。
もしかしたら、傷ついた神経を修復するような作用もあるかも。
(リハビリでマッサージ。)

でも、感覚神経は全身にありますけど、直接メカニカルストレスを受けるのは
皮膚の方が激しそうですが、そちらではそのセンサータンパクは発現してないのかな???

日本語の解説が下のサイトに。
http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2010/03/post-117.html

by somanyspots | 2010-04-10 01:00 | 科学系

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